わたしたち日本人は英語を必須で勉強してきましたが、日本に住んでいる間は英語を話す必要がないんですよね。英語の勉強は英語のテストで良い点をとりたい勉強で、喋るために英語を学んできていませんでした。
少なくとも、わたしは英語のテストで良い点をとるためだけに勉強してました。それで喋れるものだと勝手に思ってました。(爆笑)
米国の映画をみるときは彼らの声で字幕を付けてみるのが好きだったんですけど、耳に集中してなくて、字幕に集中してました。
英語を話すってどんな感じだろう?って。頭の中は日本語を喋っていて、口からは英語がペラペラ出てくるのだろうか?とか。ぜんぜん自分が英語を喋っている姿を想像することも出来ませんでした。汗
今は、日本人が英語の読み書きが出来るってことが凄い!と思ってます。オーストラリアに来る前は当たり前だと勘違いしていました。すべて日本で過ごした環境が当たり前で、常識だったからです。
英語を話すことにコンプレックスを持っていた私の体験をご紹介いたします。
オーストラリアでの予想図
ワーキングホリデーに行く前に、わたしは英語の学校を10週間申し込んでおきました。英語はゆっくり喋れば大丈夫だろうと思っていたのですが、一応ローカルの英語の速さに慣れておいた方が後々の生活の役にたつだろうと思ったからです。
英語がスキだったし、英語は高校受験、大学受験などでたくさん単語の勉強もしてきたし、英語の不安はぜんぜんありませんでした。汗
それよりも、金髪、青い目のひとたち、知らない土地、オーストラリアでひとりぼっちの私という心配のほうが大きかったですね。
それでも日本で暮らしてきたイメージが基本自分の中にあるので、一人暮らしをした経験、大学、バイトなど私のイメージは全て日本で過ごしてきたのと同じだと思ってました。ただ違う場所でオーストラリア人をもっとみるだけ。
オーストラリアに来てからの現実
着いた時はオーストラリアに住んでいる日本人の方のガイドを申し込んでおいていたので、数日間は日本語を喋りながら必需品なども用意してまだオーストラリアの土地にいるワクワク感が勝っていて、ぜんぜん英語力の問題にはぶつかりませんでした。
ところが、私自身の生活をオーストラリア人のなかに置いたときから、ものすごく変わりました。
町なかで誰かに話しかけられたらどうしよう?
お店で店員さんに話しかけられたらどうしよう?
なぜか沢山の不安がいっぱいで、孤独な気分になっていました。ホームシックを初めて体験しました!
英語学校
わたしのクラスは日本人とヨーロッパ人が多いクラスでした。読み書きが出来る日本人と、英語を喋るのが得意なヨーロピアン。割と英語が出来るクラスに入ったので、少し驚きましたが、やっぱりこんな感じなのかな?と思っていました。
が、いざ英語の先生が授業を始めると、、、、、。
何を言っているんだろう?授業が始まって何かみんながテキストを見ながら勉強し始めました。
私は、、、、、まわりをキョロキョロ。
先生が言っていることが分からなくて、みんなが何を始めているのか?何をしなくちゃいけないのか分かりませんでした。汗
『英語がわからないから英語学校にいるのに、先生が英語で喋ってくる!!』と憤慨してました。(笑)
英語のリスニングのクラスでも、先生がライトーLight、ライト ー Right を交互に言ってくれて違いを説明してくれているのに、わたしは全然違いがわかりませんでした。汗
学校へ行くのに自転車で通っていましたが、雨の日にバスに乗って行ったことがありました。それはそれは緊張することだったので、何度もセリフを練習して、ピッタリの運賃も用意していました。
当日、バスの運転手さんは私の言っていることよりも、見た目で判断したのでしょう。大学へ行く学生と判断したようで、お釣りとコンセッション(子供)のチケットをくれました。学生証など出してないし、わたしは『ワン アダルト』(大人1人)って言ったのに!!
英語に慣れるために来豪してすぐに英語学校に行くことは勧めません。まだ耳が英語に慣れていないので、少し慣れてからの方が高い授業料をフルに活用して英語の勉強が出来ると思います。友達を沢山つくれる、たくさんの情報を得ることができるので、英語学校の経験はとても楽しい思い出です。
ホームステイ
英語だけでなく、生活の基本的な違いを目の当たりにしました。
日本に暮らしている時はシェアハウスとか、他の人と住む経験をしたことがなく、恋人がいた時もあったし、友達もたまに泊まりに来くることもあったけど、他人の家でずっと一緒に暮らすという経験は初めてでした。
まず会話が出来ませんでした。ホストファミリーのママはシングルマザーで、パートナーもいたけど彼らと話す機会はほとんどありませんでした。私の方から話しかけに行くこともほとんどありませんでした。中学生くらいの子供たちは割と絡んでくれましたが、食事も別、特に会話もなく、ホームステイをしていましたが、今思えば仲の良くないシェアメイトと一緒に住んでいた感じでしたね。
日本人の英語レベル
高いです!
オーストラリアは移民の人がたくさんいます。英語を喋れない、書けない、読めない人も沢山います。
日本の義務教育を受けただけで、英語を書ける、読める、喋れる!日本人は、すでに英語力がたくさんあると私は思います。
敢えていえば、喋れるけど、喋らないのが日本人のような気がします。間違えちゃったらどうしよう。。。と本人が恥ずかしくなってしまうからです。おそらくオーストラリア人は間違えても何とも思わないし、逆に喋らない私たちにイライラしてるかもしれませんね。苦笑
英語で苦労したこと
発音ですかね!英語の発音が違うだけで、その単語を理解してくれないその英語自体を理解することが出来ませんでした。ベジタブル(Vegetable) の V (ヴィー) の音が上手く発音できなくても、その他の音が合ってれば、私の言っていること分かるでしょ??なんで音が1つ違うだけで、分からないの??って感じでした。
日本語の話やすさのまま、英語を素直に受け入れていない自分がいました。音を発音する、アクセント、リズム、すべてを上手くとらえていない感じでした。
これからオーストラリアに来る人へのアドバイス
英語を常に話していないなら、自分の年齢を英語を勉強してきた年に置き換えてみてください。そうしたら、自分の英語力がそんなに悪いと思わないと思います。10年間勉強してきたなら10歳です。
あとは話すことに勇気を振り絞ってください。話すことが普通になれば、あとはどんどん英語が上達していきます。毎回新しい単語も覚えていくだろうし、英単語本をみながら単語を頭に記憶させていくより、ずーっと実践力のある英語が練習できます。
日本語を話すあなたの日本語力は、学校の国語で習う日本語と全然違うことを思い出してください。
本とノートに書く日本語と、喋る日本語。英語も同じです。そして日本語が上手に喋れない海外の人と話すときにあなたはその人をどう思いますか?一生懸命コミュニケーションをとろうとして間違えて喋る人と、何も喋らない人と、どっちの人と30分間一緒にいたいと思いますか??
英語を間違えても大丈夫。わたしはオーストラリアに住んで長くなりますが、私の英語力をテストしたら学生のころよりずっと下がっていると思います。でも喋ることに困ることはなくなりました。
日本のみなさん、わたしは『とにかく英語を喋ろう!』と応援していまーす。
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